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- 2023.06.06 Tuesday
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〜怠け心に負けない〜
今月は、洛叡支部の一井が担当させて頂きます。宜しくお願い致します。
佼成6月号で会長先生から、ご法話「怠け心に負けない」を教えて頂きました。このタイトルが目に入った途端、私の心の中にドンと直球を受けた感じがしました。「精進が大事と知りながら」昔の流行歌を引用して「わかっちゃいるけど、やめられなねぇ」というご法話に、『そうなんです』と思わずうなづきました。
また、仏教では「常精進」が大事と教えます。それは、人間の心の成長に「これでいい」という終わりがないからでしょう。「無上道」という意味も「たとえ悟ったと思っても、そこがこの道の終点ではない。智慧に目覚める可能性に、際限はないのだ」と受け止めるほうが、向上を目指す活力が湧いてくるように思うのです。とやさしく教えて頂きました。
コロナ感染拡大により、家での自粛生活が始まり3ヶ月が経ちました。教会に行けば皆さんと話しができ、何かあればすぐに教えて頂ける。お当番、ご命日、会員さん宅でのご供養、法座、手取り等、緊張感と楽しさの中で、サンガの仲間と修行させて頂ける。それが当たり前の日常だったのに、自粛生活を余儀なくされ、即是道場が主に家庭の中になりました。
自粛後間もなくして、いつもは普通に仲良くしているはずの主人と、長い時間一緒にいることが増え、主人にだんだん不満が出てきました。何かにつけて「これくらい自分でやってくれればいいのに」という気持ちがふつふつ沸いてきたり、「私の言う事になんでいちいち反対の事言うの?」と思うことが増えました。それを主人に言葉にしてぶつけてしまった時、ハッとしたのです。
本当は、この言葉を言いたいのは主人のほうではないかと。今まで家事を放っておいてでも教会に行き、帰ってきても料理の手抜きをしている私に何も文句を言わずに応援してくれています。それをいいことに我がままを出していたのです。
この事で、どこにいても私自身の心なのだから教会と家庭は道場として同じであり、目の前の一人ひとりに『明るく、優しく、温かな』心と言葉をいつも実践させて頂くことが大切であると、あらためて気づかせて頂きました。主人に謝り、仏さまにも懺悔させて頂きました。
また、会長先生は後段で、「笑顔を心がけよう」「感謝を忘れない」…など、何であれ、日々の目標や信仰の目的が自覚できれば、あとはその思い(心)を貫くための精進を繰り返す(習う)だけです。それが習慣となって身につくことで、喜びはさらに増します。ただ、迷うのも楽をしたいと思うのも自然なことで、ときには心の逃げ場所も必要だと思います。そのとき、目的や目標を忘れなければいいのです。と教えて下さいました。
三つの基本信行の一つ、大切な「ご供養」について気づいたことがあります。一日中家にいて時間はあるのに、気になる用事を済ませてからご供養をしようとか、家事を優先させたり、疲れたと言い訳をしてご供養の時間がバラバラになったり、二品で終わったりすることが時々ありました。
そんな時は、仏さまに合わせることが出来ていないというモヤモヤ感でスッキリしないのだと気づかせて頂きました。新たな気持ちでご宝前を中心とした家庭にならせて頂こうと決心しました。朝には今日の目覚めに感謝させて頂き、仏さまに誓願して一日を過ごさせて頂こう。夜は今日の一日に感謝や祈りの気持ちを取り戻したいと切り替えることが出来ました。
5月1日のご命日にライブ配信される当日の朝、ご宝前の前で8時半からスマホを横に置いて準備していると、主人がパソコンを持ってきて慣れていないのに苦労してライブ配信を大きな画面に出してくれたのです。そして家族3人でご供養に参加できたのです。
主人と今までご供養させて頂いたことは3回程しかありません。有り難くて涙が出そうでした。こうして家族からも応援してもらい、私の背中を押してくれていると感じ、未熟な未熟な私ですが、人さまとのご縁を大切にして、一歩ずつ仏さまに近づけるよう精進させて頂きたいと思います。ありがとうございました。
合掌
洛叡支部支部長 一井希衣
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