6月のことば

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     先月30日、大原の三千院門跡で第31

    「御懺法講(おせんぼうこう)」の

    法要が、青紅葉が雨にぬれる中、厳か

    に営まれました。

     満87歳の小堀光詮門主を調声(大導師)に、

    延暦寺一山と大原・魚山の僧侶合わせて

    10人の式衆が、法華経を声明の節で読誦

    し六根の罪を懺悔するこの法要は、850

    年前の平安時代後期に後白河天皇によっ

    て営まれた宮中行事に由来します。

    明治の廃仏毀釈や戦争などによって途絶

    えたこの伝統行事を再興したのは31年前。

    平安絵巻の一つがここに復興を遂げたのです。

    2時間に亘る法要で、小堀門主の唱える

    声明は、時には力強く、時には優雅な艶の

    ある響きとなって参列者の心に木霊し、

    俗世に汚れた心を清め、閉塞した現代に

    一筋の光を与えてくれます。

    百年に一度といわれる世界同時不況や

    新型インフルエンザの発生等により、

    私たちの生活は不安と深刻さを増すば

    かり。マスコミ報道は、明るく、ほっこ

    りさせるニュースは皆無、まさに「お先

    真っ暗」であります。

    かつて時代が大変な時、混乱した時こそ

    聖人や宗教家が現れたといいます。

    なぜか?不安と混迷の中で、時代を超え

    た普遍的な人生の羅針盤を人々が求めた

    からであります。そんな今こそ、多くの

    人々に人生の光明となる法の灯を伝えて

    参りましょう。       合掌

           京都教会長・中村憲一郎


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