9月の言葉

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    〜人に「伝える」ということ〜
    今月は、右京支部の野田が担当させて頂きます。
    どうぞ宜しくお願い致します。今月の会長先生のご法話は“人に「伝える」ということ”です。
    初めに、臨済宗の松原泰道師のお言葉で「法は人のために説くのではなく、自分のために説くのだ」とありますが、私は既にこの段階で衝撃が走りました。
    私は高校時代から、音楽を通じて人に教える事や伝えるという体験をさせて頂いていました。その時の私は、相手に技術を覚えてほしい。しっかりと大切なことを伝えていきたいと思って関わってきましたが、ご法話を拝読させて頂くと、そうではなかったことに気付かされました。
    確かに思い返してみると、相手に技術を伝える時は自分がわからない事には伝えられませんし、質問にも答えることができません。そして何より、相手に教えることで自分自身が基礎を学び直すことができ、教えるほどに自分の理解がより一層深まってきたのだと思います。
    そして、教えている人にもっと成長してもらいたいと願うと、自分自身がもっと向上しなくてはならないという自覚に立ち、知識と技術を学んでいきました。
    いま感じることは、「相手に教えることで自分に力がつき、自分を高めさせて頂いていたのだ」ということが分かりました。
    また、演奏の練習の時にさんざん言われていたのが、「自分が楽しまなければ、お客さんも楽しめない」ということです。しかめっ面で演奏していても、見ているお客さんは不安になるばかりで、心の底から楽しめなくなってしまいます。
    逆に、演奏がおぼつかなくても楽しむことを忘れなければ、見ているお客さんも楽しんでくれます。「相手に楽しんでもらうには、まず自分から」そのことも、先のお言葉と通じるものを感じました。
    次に私は、会長先生のご法話の後半を拝読して、「素直に伝える」ことの大切さを学びました。再び演奏の話になりますが、素直に楽しんでいる演奏ほどお客さんは喜んでくれます。それは楽しむことで、自然な笑顔や柔らかい聞きやすい音が出てくるからです。
    人はなかなかに繊細なもので、気持ちが入っているか入っていないかを敏感に感じるものです。逆に言えば素直な気持ちさえ伝えれば、ぎこちないものでも伝わります。それは言葉でも同様で、あまり深く考えすぎず、自分をさらけ出してありのままを伝えることも時には必要だと感じました。
    そして会長先生は、“感謝ということは人間だけができること”と教えて下さっています。感謝を伝える方法は、様々だと思います。私は親のことをすぐに思い浮かべたのですが、親に対して率直に言葉で感謝を伝えるのもいいですし、孝行などの行動でもいいと思っています。ただそこに、素直な気持ちがあれば間違いなく伝わるのだと感じています。
    今回、ご法話を読ませて頂いて思ったことは、「人に伝えるためには、人ではなく自分と向き合うこと。人に伝えるときは、素直な気持ちで伝えること」という事を気づかせて頂きました。
    これからの生活の中で、感謝の気持ちを素直に言えるように心掛けていきます。ありがとうございました。

    合掌
    青年男子部 野田敦史

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