12月の言葉

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    〜「型」を身につける〜

    師走を迎えました。「光陰矢の如し」といわれます。一日一日を大切に過ごして参りたいと思います。
    さて、機関誌『佼成』12月号では、会長先生から、「『型』を身につける」というご法話をいただきました。
    冒頭において、「柔道や剣道などのスポーツ、また芸術や芸能の道で、手本となる体勢や動作のことを『型』といいます」とお話しくださっています。さらに日常生活における身近な「型」として、約束の時間を守る、朝、家族に「おはよう」の挨拶をする、はきものをそろえる、呼ばれたら「はい」の返事をするというものがあると教えてくださっています。また、立正佼成会においては、合掌・礼拝、朝夕の読経供養、法座、「まず人さま」の実践も大切な「型」であるとご指導いただきました。これらのことを真心込めて繰り返すことで、思いやりや慈悲の心で生きることが叶うものと私は受けとめました。
    先月21日の朝のことでした。近畿支教区の教会長会議が福知山教会で開催され、前日から福知山市の温泉宿に泊まらせていただき、翌朝もお風呂に入らせていただきました。丁度、舞鶴教会の野田頭正浩・教会長さんとご一緒にお風呂場から出たそのとき、野田頭教会長さんが、「ああ、いい湯だ!」と感嘆の声を発せられたのでした。入浴後によく聞かれる一言ではありますが、こういう言葉は思いやりの心がなければ出てこないものだと思いました。温泉に対する有り難うという感謝の心、いい湯加減であったと…まさに「型」が身についていらっしゃるのだと思いました。そもそも、温泉に入るということは、身体を温めると同時に、心も温めるのが本当の入り方なのではないかと、気づかせていただいた次第です。
    今、この原稿を作成している東海道新幹線の車内での「今日も、新幹線をご利用くださいまして、有り難うございます」という女性のアナウンスが流れています。これなども、決まり文句で、何年も変わっていないようです。しかし、常套句であっても落ち着いた、優しいお声で、決まったタイミングでご案内くださるからこそ乗客も安心していられるのだと思います。やはり、「型」はすごく大事だと実感しています。
    本部・大聖堂の式典を、時間を重視する点から見ますと、式次第という「型」が整っているように思います。奉献の儀の後、読経供養、体験説法、ご法話やご講話という「型」ができています。この「型」があるお陰で、式典が流れるように進行し、荘厳さを保ちつつ、ご法の悦びを味わえるのです。また、空間を重視点から見ますと、何といっても会長先生からご法話を頂戴するとき、必ず本部に参拝されている教会、そして、大聖堂当番、聖壇当番、交通係としてご奉仕くださっているお役の方々をご紹介いただきます。このことにより、ご本仏さまの御前で、お師匠さまのお慈悲を有難く感じ、且つ同信の仲間との一体感を醸し出して頂けます。会長先生の「型」のお蔭さまです。

    今月は平成29年の締めくくりの月です。「ああ、いい一年だった」と感謝の言葉を発して新年をお迎えしたいと存じます。

    合掌
    京都教会長 佐藤益弘
    【佼成12月号はこちらからご覧頂けます】
    【朗読版はこちら


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