2月の言葉

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    〜生きがいをみつけよう〜

     

    「今月のことば」を担当させていただきます。京洛支部支部長 荒賀千陽です。
    今月の会長先生のご法話は、「生きがいをみつけよう」です。

     

     今月2月15日は涅槃会です。私たちもやがて死を迎えます。仏教では「生死一如」といいますが、生きることと死ぬことは1セットです。生があり、死があってこそ「命」なのです。ところが私たちは、死は恐ろしくてなかなか受けいれられません。だからこそ、お釈迦さまは「お前も死ぬぞ」とこの世の実相を身をもって語りかけてくださったということと教えていただきました。
     

     そこで、法華経・法師品の一節「衆生を哀愍し願って此の間に生れ」をとおして、私たちが、命をいただいた意味や身近な人や家族、自分が、病気をしたり、亡くなったりした時の苦悩の受けとめ方、そして生涯にわたり生きがいをもって生きる姿勢について学ばせていただいています。
     

     私の母は今月17回忌を迎えます。母の死は、ほんとうにつらく、悲しいことでした。母が入院している時に思い出すことは、いつも先生や看護師さんに「ありがとうございます」と感謝して言っていました。ごはんが食べられたことや薬がのめたと、ひとつひとつ喜んでいました。最後、意識がなくなる前に弟が「おかあちゃん、先生がきてくれたはるよ。お礼言うとこか」って言った時、母は合掌していました。
     

     ふりかえりますと、母はわがままな私をいつも何も言わず、受け入れてきてくれました。こんな私に気づいたのは、青年部で青梅練成に行かせていただいたからです。親として子供にしてくれるのは、あたり前と思っていました。社会人として働いていましたので、自分のことは自分でちゃんとやっていると思っていました。そうではなく、親のおかげさまで生んでもらって育ててもらってきました。心の底から自分は、感謝がなかったことに申し訳なく思いました。家に帰って、すぐ母におわびをしました。
     

     それからは、母の思いを聞かせてもらうように心がけました。母が愛情もって私を育ててくれたおかげさまです。今度は私が人さまに喜んでいただける生き方をさせていただこうと思いました。
     

     会長先生は、救いとか生きがいといってもおおげさに考えることはありませんとおっしゃっておられます。夕飯の料理に最善を尽くすとか、あいさつを気持ちよくするなどと、ささやかでも、あなたしかできないことを喜びとして、それがまわりの人に喜ばれるといったことです。それが、生きる意味や生きがいの核心と教えていただきました。
     

     仏さまの教えをいただいていることに心より感謝させていただきます。初心にかえり、人さまの話に耳をかたむけ、素直な気持ちで、おかげさまを伝えることを実践させていただきます。
    ありがとうございました。


    合掌
    京洛支部支部長 荒賀千陽
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