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- 2023.06.06 Tuesday
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スラック・シワラック氏に庭野平和賞贈呈
7月23日、京都教会において、公益法人庭野平和財団が主催して、第28回庭野平和賞贈呈式ならびに記念講演、パネルディスカッションが、130人の聴講者を集め開催されました。例年は東京で贈呈式、京都で記念シンポジウムが行われていましたが、今回は東日本大震災の影響で、贈呈式も京都で実施されることになりました。
今回の受賞者は、タイ王国の社会評論家のスラック・シワラック氏。同氏は40年以上にわたり、タイ国で仏教に根差した社会活動に尽力。格差を生み出す消費中心の開発に警鐘を鳴らすとともに、貧困問題といった社会の不公正に立ち向かい、環境保全や若者の教育に力を注いでこられました。「社会参加仏教」の実践者として、INEB(仏教者国際連帯会議)の創設に携われました。
同氏は記念講演で、「今、これまで以上に、私たちは個人の意識革命に基づいた自制と、新たな集合的主体の創設が求められています。世界平和の実現には、内なる平和の種を育むことが必要です」と述べられました。そして、仏教徒が『非暴力』と『真理の力』を基として、GNP(国民総生産)でなくGNH(国民総幸福量)を実現するため、平和に向けて行動を起こそうと呼びかけられました。
レポートをご覧になりたい方はこちら→「20110723_niwanoheiwasho.pdf」をダウンロード